足立美術館は島根県安来市にあり、近代日本画や現代日本画、陶芸、童画などたくさんの作品を展示しています。
作品もすごいのですが、アメリカの日本庭園専門誌で18年連続日本一に輝いた日本庭園も大きな魅力の1つで、これを目当てに来ている人もたくさんいます。
目の前に広がる綺麗な日本庭園は非常に見応えがあり、何時間でもずっと見ていられますよ。
そこで今回は足立美術館の日本庭園のみ入場できるのか?おすすめの季節や観光にかかる所要時間、見どころなどを紹介します。
足立美術館は日本庭園のみ入場はできる?
足立美術館の構造上展示室を見ずに日本庭園だけを見る事は可能です。
しかし、入場料金には日本庭園だけではなく、展示室や期間限定の展覧会分なども含まれています。
足立美術館の日本庭園は館内から見る鑑賞式の庭園であり、庭園内には入る事ができません。
庭園を散策もできないので注意が必要です。
しかし、館内の廊下から日本庭園を眺めることになるので、雨の日など天気に左右されることはありません。
景観のために、背後に見える山々も足立美術館が買い取って、余計な建物ができないようにしているらしいですよ~すごいですよね。
そんな素晴らしい日本庭園庭だけは撮影OKなので、ぜひ写真に残してみてくださいね。
足立美術館の日本庭園のおすすめの季節は?
足立美術館の日本庭園のおすすめの時期はそれぞれの季節で違った良い顔を見せてくれるため、春夏秋冬全部です。
春は新緑、夏は青々とした緑、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しめて、どの時期に足を運んだとしても大丈夫です。
1日たりとも同じ風景にならないので、何度もリピートする人の気持ちもわかります。
公式サイトでは、日本庭園の現在の様子をずっとLIVE中継しているので、行った事がなく、どんな場所かが気になる人は試しに見てみると良いかもしれません。⇒動画ライブ配信はコチラ
特別展は時期によって入れ替えがあるので、別の季節に訪れると、また違った日本庭園を見る楽しみも増えますね。
足立美術館の館内観光にかかる所要時間はどのくらい?
足立美術館は広い面積がある上に本館と新館、魯山人館など複数の建物に分かれています。
それに加えて日本庭園もあるため、全部見るには短時間では見終わらないです。
所要時間は、最低でも3時間ほどは必要だと思います。
4時間くらいと見積もっておくと、ゆったりと作品と日本庭園を楽しめます。
昼食をはさんで、再入場するのもアリですね。
ミュージアムショップを見る時間と、カフェで飲食する時間を加えるともっとかかる可能性があるため、時間に余裕がない人は気を付けましょう。
平日でも多くの人が訪れますが、オープン直後の9時くらいは空いています。
10時過ぎてくると団体のツアー客などが増えて混雑してくるので、できれば朝いちばんに行くのをおすすめします。
足立美術館の見どころは?
見どころ① 横山大観の作品
創業者である『足立全康』が好きだったという横山大観。
代表作の多くはこの足立美術館にあり、初期から晩年までのもので作品数は120点を超えているとのこと。
『無我』や『紅葉』などは、教科書で一度は目にしたことがある人も多いことでしょう。
季節にあわせて展示されている作品が変わるので、何度でも訪れたくなりますね。
見どころ② 北大路魯山人館
足立美術館では『北大路魯山人』の作品を約500点所蔵していて、魯山人館で順次公開しています。
絵画や漆芸、陶芸など作品の種類はさまざまな上に、他の人にはない独特の世界を築いている所もポイントで、見ていて楽しいです。
見どころ③ 特別展
足立美術館では、春~冬のそれぞれの季節で特別展を開催していて、普段ではあまり見る事ができない作品をたくさん見ることができます。
常設展示の作品とはまた違った魅力があり、面白くおすすめです。
特別展の期間はそれぞれ2か月ぐらいと決まっているため、そこは注意しましょう。
見どころ④ ミュージアムショップ
足立美術館の館内には本館と新館の2つのミュージアムショップがあります。
館内に入ったらまず購入してもらいたいのが、400円で販売されている『足立美術館ガイドブック』。
足立美術館ガイドブックには、収蔵美術品の主なものや日本庭園や収載されているので、これを見ながら美術館をまわるといっそう楽しむことができますよ。
また、ショップではポストカードや複製画、色紙など近代日本画・現代日本画、日本庭園のオリジナルグッズを販売していて、種類も豊富です。
中にはクッキーやなどのお菓子もあるので、お土産にもいいですね。
オンラインショップもあるので、なかなか足を運ぶ事ができない人は利用してみると良いかもしれないです。
足立美術館のカフェについて
足立美術館の館内には、『大観』と『翆』の2つのカフェもあります。
『翆』の窓からは枯山水庭を一望できる場所にあり、自然の美しい景色を見ながら飲食を楽しめます。
メニューはコーヒーやカフェラテ、紅茶などの飲み物と季節のアイスクリームがあります。
季節のアイスクリームは、暑い日には特におすすめです。
足立美術館@島根
足立美術館のカフェで一息ついた写真。飲み物値段は高かったけど落ち着いた雰囲気で庭園を楽しむことが出来ました🙆♀️💓 この抹茶ラテはすごく美味しかった…! pic.twitter.com/4IO3x5rA3M— なーちゃん (@dottochan_v3v) November 20, 2021
『大観』ではビーフカレーやベジタブルカレー、ハヤシライス、笹巻きおこわなどランチにもおすすめの食事メニューがあります。
特に、島根和牛が使われているビーフカレーと笹巻きおこわは絶品です。
値段は1,200円と少し高めに設定されていますが、ロケーション込みの金額ですね。
日本庭園を眺めながら、贅沢な時間を味わうことができるので損はしないですよ。
帰りの銀河までは、足立美術館で庭園を見て、カレーを食べてました。#Twitter一人旅部 pic.twitter.com/T5x0TOyTlO
— 快速ひふみんライナー (@sendai1koh_nrt) April 24, 2021
足立美術館の入館料金や割引
足立美術館の入館料金や割引について説明していきますね。
足立美術館の入館料金
足立美術館の入館料金は下記の通りです。
大人 | 大学生 | 高校生 | 小中学生 | |
料金 | 2,300円 | 1,800円 | 1,000円 | 500円 |
足立美術館に入る前は、「ちょっと美術館にしては高めの料金かな?」と感じましたが、日本庭園や本館・魯山人館・新館で開催中の展覧会など、全部見ることができます。
アクセスのところで詳しく説明しますが、最寄りの『安来駅』から無料のシャトルバスもあるので、送迎代込みと考えるとそんなに高くないのかも知れません。
日本一の庭園のお手入れにもかなりの費用がかかるでしょうから、個人的には妥当な値段だと思います。
足立美術館の入館料金の割引
足立美術館の入館料金の割引ですが、誰でも使えておすすめなのが、じゃらんのクーポンです。
現在、2,500円以上で使える600円クーポンと、8,000円以上で使える1,600円クーポンがあります。(2022年2月現在)
例えば、大人4名だと、2,300円x4名=9,200円ですので、1,600円のクーポンが使えることになります。
ひとりあたり400円引きになるのは、嬉しいですよね。
一番、簡単なのが、ローソンで前売りチケット。高校生以上は一律100円引きになります。
他にも、縁結びパーフェクトチケットで20%引き、松江・出雲ぐるりんパスだと無料で入館することができます。
お得な年間パスポート(パートナーズカード)もありますよ。
また、土曜日は、小中高生の入館料金が無料になるので、学生証を忘れずに持って行ってくださいね。
足立美術館のアクセスや駐車場
足立美術館へのアクセスは、出雲市からは約1時間、松江市からは約40分ほどで「こんなところに美術館があるの?」と思うほど不便な場所にあります。
飛行機だと出雲空港から、高速道路を使っても約50分。
広くて無料の駐車場もあるので、自家用車かレンタカーで行くのが便利です。
公共交通機関で行った場合でも、最寄りの『安来駅』から無料のシャトルバスが毎日出ていて、約20分で到着します。
行きは先着順で予約することはできませんが、帰りのシャトルバスの予約券は、美術館の入り口で発券しているので、着いたらすぐに取るようにしてくださいね!
大きな荷物はシャトルバスに乗せることができないので、安来駅のコインロッカーに預けるようにしましょう。
- 住所:島根県安来市古川町320
- 電話番号:0854-28-7111
- 営業時間:4月~9月/9:00~17:30・10月~3月/9:00~17:00(最終入館は15分前まで)
- 定休日:新館のみ展示替えのため不定休
さいごに
足立美術館にある日本庭園は非常に美しく、見ている人を癒してくれます。
それぞれの季節で異なった顔を見せてくれる所も良く、いつ足を運んだとしても楽しむ事ができます。
日本庭園のみ入場することはできませんが、近代日本画や現代日本画などの芸術作品が素晴らしく、見どころもたくさんありますよ。
滞在時間をゆっくりとって、カフェで贅沢な時間を過ごすのもおすすめです。
出雲や松江を観光する際には、ぜひ足立美術館に足を運んでみてくださいね。