一般的に好きな動物聞かれても「ダチョウ」と答える人は少ないでしょう。
しかし、実はダチョウは非常に面白く、驚くべき能力を秘めた生物なのです。
そこで今回は、ダチョウの頭悪いエピソードや、知能が低い理由、さらには人間にとって有益な特性についてもお伝えします。
この記事を読まずにサファリパークを訪れると、ダチョウの魅力を見落としてしまうかもしれませんよ。
ダチョウの頭悪いエピソード5選!
ダチョウの頭悪いエピソードをつ紹介します。
最後まで読めば、「意外とダチョウって魅力的かも!」と思うかもしれません。
家族さえ覚えれない記憶力
ダチョウは家族を覚えることができません。
パートナーや子どもの数が変わっていても、それにも気づかないのです。
忘れたことすら忘れてしまうので、問題ではありません。
記憶力が非常に低いことが明らかですね。
もともとは子孫繁栄の戦略かと思われましたが、どうやら単純に忘れているだけのようです。
パートナーの存在自体が意味をなしていないのですね。
家族すら忘れてしまうほどなので、人間の顔を覚えるなど想像もつきません。
せっかく世話をしていても、毎回「あなたは誰?」というような反応をするようです。
一匹が走り出すとみんな走る
ダチョウの行動はとても不思議です。
群れで生活するダチョウは、1羽が突然走り出すと、他のダチョウも何の目的もなくその後を追います。
リーダーがいるわけでもなく、ただ偶然に走り出した1羽にみんなが無意識に従ってしまうのです。
目的もなく、ただひたすら走るのです。
走る先頭が行き止まりに達すると、また別のダチョウが走り出し、残りがそれに従います。
サファリパークで次にダチョウを見る時、こんな行動に注目してみると面白いかもしれません。
方向感覚がなく、すぐ迷子になる
さきほども述べたように、ダチョウは一匹が走り出すとみんな走りだしてしまうような計画性のない動きが特徴です。
どこに行くか理由もなく、ただ走り続けるので、よく迷子になってしまいます。
何も考えずに行動すると、こうなってしまうのかもしれません。
「自分はなぜ、どこへ向かっているのだろう?」という考えはダチョウにはないようです。
事故で死ぬことが多い
最後に、ダチョウの死因についてです。
ダチョウは、走っている時に崖から落ちたり、フェンスに衝突したり・・・多くは不慮の事故で亡くなります。
事故にあわなければ50〜60年の長寿ですが、パニックになりやすく、計画性のない走りが原因となっています。
ダチョウらしい死因ですね。
鈍感すぎる
一般的に鳥は清潔好きだと言われていますが、ダチョウの場合は少し違います。
羽が泥だらけになっても、ケガをして血が出たとしても、ダチョウは特に気にしない様子です。
感覚が鈍いのか、それともただの天然なのか?
ケガをして血が付いていても、何も感じずにいるようです。
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ダチョウがアホなのは脳みそが小さいから?
ダチョウは約2.2メートルの身長と120キログラムの体重にもかかわらず、その脳の重さはわずか40グラムです。
一般的な卵の平均重量が約60グラムであることを考えれば、その小ささは一目瞭然です。
体重に対する脳の重さの比率を見ると、わずか0.03%にすぎません。
ダチョウの大きな眼球が60グラムであることを考えると、脳がそれよりも小さいことになります。
さらに、ダチョウの脳の表面はシワが少なく滑らかです。
脳のシワは、ニューロンの活動によって生じるもので、脳の表面積を増やす役割を持ちます。
しかし、ダチョウの脳では表面積が限られており、ニューロンの活動も制限されているため、思考能力が低いとされます。
この脳の構造から、ダチョウの記憶力の低さも納得できます。
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ダチョウの特異的な能力
ダチョウ頭の悪さに関するエピソードは多いですが、実は他にも驚くべき能力があります。
知能以外の面で、ダチョウは人間にとっても有益な特性を持っています。
特に注目すべき2つの能力を紹介しますね。
足が速く持久力もある
ダチョウは飛べない鳥類ですが、地上では驚くべき速さで走ることができます。
彼らは時速60kmで約30分間も走り続けることが可能です。
これは、鳥類特有の疲労回復力に起因するものです。
鳥類の筋肉に多く含まれるイミダゾールジペプチドという成分が、この持久力の鍵を握っています。
山登りが趣味の人が、この成分のサプリメントを愛用していることからも、その効果は明らかです。
疲れやすい中年にとっては、この成分は非常に魅力的です。
免疫力が強い
ダチョウには驚くべき生物学的な特徴があり、その中でも病気に対する強い抵抗力は特に注目されています。
病気になりにくく、傷を負ってもすぐに回復します。
ダチョウが生産する抗体は、ウイルスやバクテリアを無効化する強力な力を持っています。
そのため、医学分野での多様な応用が期待されています。
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まとめ
ダチョウの頭悪いエピソードは、クスッと笑えて面白いですよね。
アホだけど、愛すべき存在です。
ダチョウの知能の低さは、脳みそが小さいからです。
家族を忘れたり、なぜ走っているのかわからないけど走ってしまうなど、記憶力にも問題があります。
しかし、時速60kmで30分持続する走行能力や免疫力の強さは、ダチョウの驚異的な特性です。
ダチョウは頭が悪いかも知れませんが、他の面での驚くべき能力は、人間にとって非常に価値があります。
次にサファリパークを訪れる際は、ダチョウのこれらの魅力を思い出して、より一層楽しんでみてはいかがでしょうか。
彼らから学べることも多いはずです。