着物を着こなす際には様々な小物が必要になりますよね。
種類が多いので、忘れてしまうこともあるでしょう。
例えば、伊達締めがないとわかったら、「本当に着物をきちんと着られるのだろうか?」そんな心配が頭をよぎるかもしれません。
ですが、心配無用です。
代用品を上手く使いこなせば、誰にも気づかれずにスムーズに着物を着こなすことができますよ。
そこで今回は、伊達締めの代用品となる身近なアイテムを7つ紹介します。
また、伊達締めを忘れてしまった時でも、代用品で着物を綺麗に着るコツについてお伝えします。
伊達締めの代用品は身近なアイテムで解決!
伊達締めは、「おはしょり」の調整や衿の位置を安定させ、着物の見た目を整えるために欠かせないアイテムです。
着崩れを防ぐためのもので、マジックテープ式や芯入りなど、いろいろあります。
では、もし伊達締めを手元に準備していなかったら、どんな物で代用できるでしょうか。
今からひとつずつ説明していきますが、基本的には長いものであれば代用することができます。
ダイソーなどの100均でもそろいますよ!
腰紐で代用する
伊達締めを忘れてしまったら、腰紐が大活躍します。
腰紐を使えば、「おはしょり」の長さや形をしっかり調整できます。
そして、帯で隠れるように腰紐を結んでおけば、見た目にも気づかれず、伊達締めがなくても問題なく着物を楽しむことができます。
結局のところ、帯で上手く隠せば、何とかなるものなんです。
手拭いで代用する
手拭いを三つに折って縫い合わせ、その上から腰ひもや他の紐でしっかりと締める方法もあります。
これは自分で作る伊達締めといえるでしょう。
手拭いは吸水性が高く、お手入れも簡単なため、伊達締めの代わりにするにはぴったりです。
浴衣にも適しています。
包帯で代用する
100円ショップで手に入る伸縮性のある包帯は、伊達締めや腰ひもの代わり、さらには胸部を整える用途にも使えます。
このように手頃な価格で代替品を見つけられれば、突然の事態にも対応できます。
ただし、着崩れをしっかり防ぎたい場合は、伸縮性のない普通の包帯を使用して固定させるほうが適しているかもしれません。
腰を支えるベルトで代用する
腰を支えるベルトは、どこの家庭にも1つはあるかもしれませんね。
特に、ダイソーなどの100円ショップで買えるマジックテープ式のものなら、探しやすいです。
なんと、これが伊達締めのピンチヒッターとして大活躍するんですよ。
確かに、着物を本格的に楽しみたい時は、やはり本物の伊達締めが一番ですが。
それでも、急場をしのぐ代わりとしては、これ以上のアイテムはないでしょう。
ただし、この方法で装着すると「おはしょり」の形が少し崩れるかもしれませんし、衿元が緩むことも考えられます。
しかし、そんな細かいことはあまり気にしなくてOKです。
家にあるテープで代用する
家庭にあるテープで代用することもできます。
帯をきちんと結べば、どのようなものを使って締めたのかは外見からはわかりません。
細い縄や紐で代用する
細い縄や紐など、結べるものなら何でも大丈夫です。
上手に帯で覆い隠してください。
タイツで代用する
緊急時にはタイツを使うのも一案です。
伸縮性がありますので、何とか役立つはずですが、少し勇気が必要になるかもしれません。
伊達締めの代用品でもキレイに着るコツは?
伊達締めを忘れてしまっても、やっぱり着物は綺麗に着たいですよね。
そんな時、伊達締めの代替アイテムを使う上でのポイントをいくつか挙げておきます。
- 衿はちょっと深めに合わせると、全体のバランスが取れます。
- 腰ひもは、胸下でしっかり締めることで身体にフィットさせます。
- 伊達締めの代わりになるアイテムは、手元に置いておいて、不必要な動きを避けましょう。
着物を着る際は、あまり動かずに済むように配慮することが大切です。
そうすれば、思ったよりも簡単に着物を美しく着こなせるようになりますよ。
まとめ
着物を着る時、必要な小物を忘れがちというのはよくあることですが、実は代用可能なアイテムは意外と多いんです。
例えば、余った腰ひも、手ぬぐい、包帯、テープ、紐やストッキングなど、代替えになるものはたくさん。
また、腰を支えるベルトなど、購入可能なアイテムもあります。
どんな状況になっても、これらのアイテムで対応可能なので、過剰に心配する必要はありません。
大事なのは、帯で全てを覆えば、どのようなものを使って締めているのかは誰にもわからないこと。
着方のコツを掴めば、代用品を使っても着物を美しく魅せることができますよ。