最近、イノシシ被害のニュースを見ることが多いですよね。
先日も、通勤途中の男性が突然イノシシに襲われるという事故が起こったとのこと。
通りかかった車がクラクションを鳴らし、イノシシを遠ざけることに成功しましたが、その男性は重い怪我を負ってしまいました。
現代では都市部にも野生動物が姿を現すようになり、特にサルやクマの目撃情報も増えています。
野生動物は鋭い牙や爪を持ち、非常に危険です。
このような場合、戦うべきか逃げるべきか、また、そもそも逃げることができるのかが問われます。
たまには人間がクマに挑んで勝つというニュースも耳にしますが、イノシシに勝つことはできるのでしょうか?
イノシシに勝つ方法や遭遇した時の対処法は?
結論から言うと、イノシシに勝つのは非常に困難です!
イノシシと遭遇しても、戦うことを思いとどまってください。
野球バットを手にしていても、イノシシには勝てません。
野球の経験がある方でも、その場の状況ではバットを効果的に使うことは難しく、イノシシの突進を受ければ大怪我をするでしょう。
何度も言いますが、軽率な行動で接近しないでください。
では、イノシシに遭遇した時はどうすればいいのでしょうか。
冷静に対処することが重要です。
通常、イノシシは興奮していない時は自発的に離れていくことがほとんどです。
イノシシは基本的に臆病で、怒らせると非常に危険になります。
すでに興奮している状態や発情期、または至近距離で突然遭遇した場合は特に慎重に行動してください。
遭遇したら、あわてずゆっくりと後退しましょう。
大声を出して走って逃げると、イノシシをさらに興奮させてしまう恐れがあります。
イノシシが興奮状態で追いかけてくるときの速度は時速40キロにもなり、容易に追いつかれてしまいます。
興奮したイノシシに遭遇したら、まずはイノシシの進行方向を空けるようにしましょう。
時間を稼ぎつつ、イノシシよりも高い所へと避難するのが望ましいです。
イノシシは垂直の障害物を乗り越えることができないので、高い場所に逃れることが安全です。
山中で遭遇した場合には、木に登ったりして、イノシシが去るまで待つことが最も良い対応策です。
何よりも、冷静を保ち、イノシシを刺激しないようにしましょう。
イノシシの嫌いな色や音
イノシシは野生の本能により、特定の色や音に対して強い反応を示すことがあります。
ここからは、イノシシがどのような色や音が嫌いなのか見ていきましょう。
イノシシが嫌いな色
イノシシの視覚は人間ほど進化していませんが、特定の色には敏感です。
研究によると、鮮やかな青色はイノシシを避けさせる効果があるとされています。
イノシシの侵入を阻止するために、これらの特定の色をフェンスや布地に用いる方法があります。
イノシシが嫌いな音
イノシシの耳は極めて敏感であり、高周波数の音や突発的な大音量に強い反応を示します。
農業が盛んな地域や住宅地でトラブルを起こすイノシシを制御するために、高周波の音を発する装置が使われることがあります。
これらは効果的にイノシシを退治することができますが、時間と共に慣れてしまうため、使用する音の種類を定期的に変更するのがおすすめです。
イノシシの弱点を知る!
イノシシを素手で捕まえることはほぼ不可能で、通常は罠などが用いられます。
そんなイノシシは無敵のように見えるかもしれませんが、実は弱点が存在します。
最も致命的な弱点は「心臓」です。
心臓を狙うことが撃退へのカギを握ります。
ですが、イノシシの心臓なんてなかなか狙えるものじゃないですよね。。。
イノシシの強大な体力を考えると、単純な物理的打撃では倒すことが難しいです。
通常の人間にはイノシシは圧倒的な存在であり、戦うよりも避けるべきでしょう。
イノシシの特性
イノシシの成獣は体長が100cmを超え、体重も80kg以上になることがあります。
中には体重が180kgに達する個体もおり、強靭な下顎の牙が特徴です。
これらの牙は下から上向きに生えており、攻撃時には下からの突き上げで相手に大ダメージを与えます。
人間を襲ってくると、牙が成人の太もも程度の高さに到達し、刺さると重傷を負うことがあります。
イノシシはその運動能力も非常に高く、時速40キロで突進することができます。
この速さと体重が組み合わさると、その恐ろしさは想像を超えます。
また、イノシシはただまっすぐに走るだけではなく、敵に対して素早く方向転換する能力もあります。
まとめ
イノシシはもともとは臆病で温和ですが、一度興奮すると非常に危険で、制御が困難になります。
過去には、フェンスに衝突して興奮したイノシシが通行人を襲ったという報道もありました。
また、家の玄関を出た瞬間に子供がイノシシに襲われたことも。
住宅街に野生動物が出没するケースが増えており、予測できない状況に遭遇する可能性があります。
何度も強調しますが、イノシシに対して立ち向かおうとしないでくださいね。
もしも、遭遇してしまったときには、イノシシを刺激しないように、ゆっくり後退しましょう。