どんぐりを見つけると、子供は宝物のように大切にしますよね。
これをおままごとや工作の素材として使いたいと思うのは、自然なことです。
でも、どんぐりって虫が出てきたりするんですよね・・・。
例えば、工作に使ったどんぐりを片付け忘れていたら、気が付くと虫が湧いていた…そんなことはありませんか?
この記事では、どんぐりの虫はいつ出てくるのか?処理方法は冷凍と煮沸どっちが簡単なのか?
どんぐりの中に入っている虫の正体についてもお伝えします。
どんぐりの虫はいつ出てくる?
どんぐりの虫は、しばらく放っておくと自然に出てくることが多いです。
虫がいつ出てくるのかについては、1日の場合もあれば、3週間後の場合もあります。
と言うのも、どんぐりに産み付けられた卵が成長して、いつどんぐりから出てくるかわからないからです。
産卵直後のどんぐりを拾った場合、虫が出てくるまでに時間がかかりますが、さなぎになる直前のどんぐりを手に入れた場合は、すぐに虫がでてくる可能性があります。
なので、放置しても大丈夫と言える具体的な日数を設定するのは難しいです。
どんぐりから虫が出てくる具体的な時期は、どんぐりを集めた環境や保管方法、気温などによって異なりますが、通常は秋から初冬にかけて虫の出現が最も多いです。
どんぐりの虫の処理方法は冷凍と煮沸どっちが簡単?
どんぐりの虫の処理は、冷凍が簡単です!
取ってきたどんぐりをジップロックのような袋に入れて、1週間ほど冷凍すると中の虫が死んでしまうのです。
冷凍期間が短いと、どんぐりの虫が復活してしまうので注意してくださいね。
私もどんぐりの虫が嫌で、以前は煮沸したりしていましたが、今では煮沸よりも手間がかからない冷凍一択です。
冷凍した後は、完全に乾燥するまで、新聞紙などに広げておけば大丈夫です。
放っておくと、大変なことになりますから、どんぐりを取ってきたらすぐに冷凍してしまいましょう。
どんぐりの中の虫の正体は?
どんぐりの中の虫の正体は、主にゾウムシや蛾の幼虫などです。
この虫たちは、どんぐりがまだ木に付いているときや、落下して間もなくの新鮮な状態のどんぐりに穴を開けて卵を産みます。
卵からでてきた幼虫は、どんぐりの内部で栄養を吸収して成長し、最終的にはさなぎになり、成虫としてどんぐりから姿を現します。
子どもたちは、どんぐりから幼虫が出てきたら、「これを育ててみたい!」と言い出すかも知れません。
カブトムシやカナブンの幼虫に外見が似ているので、家の中に虫嫌いの家族がいないのであれば、観察してみてもいいですね。
ゾウムシは、象の鼻のように長い口先のある虫です。
長い口先を使ってどんぐりに穴をあけ、そこに卵を産みつけます。
刺激に反応して刺すタイプのゾウムシもいるため、扱いには注意が必要です。
また、ゾウムシはどんぐりだけでなく、栗にも見られることがあります。
どんぐりの中にいる虫は1匹ではない!
どんぐりから虫が出てきた時の驚きは大きいものです。
そして、「1匹出たからもうこれで安心だろう」と考えることもありますが、それは少々早計かもしれません。
1つのどんぐりに1匹だけではなく、複数の虫がいる可能性があります。
実際、どんぐりに複数の卵が産みつけられており、1匹見つかっただけでは安心できないことも少なくありません。
「1匹見つかったけど、他にもいるかもしれない」と心得ておくほうが賢明です。
さいごに
「どんぐりを拾ったら虫が湧いた」とい人も多いですが、実は最初から卵が産みつけられているのです。
どんぐりを拾う時には、中に虫や卵がいると思っておいた方がいいですね。
どんぐりをおもちゃや工作材料として使う際は、すぐに冷凍してしまいましょう!
虫が出ないように準備することで、安心感が得られますよ。