夏の夜、暑さで眠れないことがよくあります。
寝不足は夏バテを引き起こす原因の一つになり得るため、質の良い睡眠をとることが重要です。
窓を開けて眠るのはセキュリティ上のリスクが伴い、扇風機だけでは満足な冷却効果が得られないこともあります。
そのため、冷房を使うことを考える方も多いですが、過度に冷やしすぎると体調を崩す心配もあります。
ここで注目したいのがエアコンの送風機能。
この機能が、冷房ほど冷えずとも快適に眠れるかどうかがポイントです。
そこで今回は、エアコンの送風を寝る時につけっぱなしでも大丈夫なのか?電気代はいくらくらいかかるのか?
また、最適なエアコンの使い方についても詳しく解説します。
エアコンの送風を寝る時つけっぱなしでも大丈夫?
エアコンの送風を寝る時つけっぱなしでも大丈夫です。
ただし、送風機能だけでは熱中症の予防には不十分なので、非常に暑い日には冷房の使用を検討することが大切です。
送風は室内の空気を循環させるもので、扇風機と同様の効果がありますが、直接室温が下がるわけではありません。
密閉した部屋で送風を利用すると、気温や湿度が改善されず、むしろ高湿度の環境が維持されてしまい、熱中症のリスクを増大させる可能性があります。
送風を使っても、実際には温度や湿度が下がるわけではないので、定期的な水分補給をはじめとした熱中症対策が不可欠です。
寝付きが悪い時は、就寝前に一時的に冷房で部屋や寝具を冷やし、その後で送風に切り替える方法がおすすめです。
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エアコンの送風の電気代はどのくらい?
送風機能は、大幅な電気代の節約に役立ちます。
例えば、冷房を利用する際には1時間あたり約4~24円のコストがかかります。
これを一日中使い続けると、100円から300円のコストが発生します。
しかし、送風機能を使用すればそのコストは1時間あたりわずか0.5円なので、冷房使用時と比較して大幅にコストを削減できます。
このコストは扇風機を使用する際の弱風や中風とほぼ同じです。
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寝苦しい夜に最適なエアコン使い方は?
寝苦しい夜に最適なエアコン使い方をみていきましょう。
温度を段階的に調整する
暑い夏の夜を快適にするため、エアコンの温度を段階的に調整するのがおすすめです。
まず、就寝前の約1時間でエアコンを少し低めに設定します。
このとき、25度くらいが適当です。
次に、ベッドに入る時の設定ですが、26度から28度の範囲で調整すると快適です。
特に蒸し暑い夜は、エアコンを使わないと熱中症の危険があるので、適切な冷房の利用が推奨されます。
「おやすみモード」で快適に
現代のエアコンの多くには、「快眠モード」や「おやすみモード」が備わっています。
この機能は、自動的に快適な室温と湿度を保つよう設定されており、就寝時にこれを利用すると非常に快適です。
この機能がない場合は、温度を段階的に調整するなどして、暑い夜を快適に過ごしましょう。
朝までつけっぱなしにする
一晩中エアコンをつけ続ける方法も、猛暑の夜には有効です。
エアコンの温度は28度前後に設定することが良いでしょう。
また、24度以下に設定しすぎると電気代がかさむだけでなく、体を冷やしすぎてしまう可能性があるので、注意が必要です。
エアコンの送風の効果
エアコンの送風の効果を見ていきましょう。
室内の空気を動かす
送風機能は、空気を冷やしたり暖めたりする機能は持っていませんが、空気の流れを作り出し、室内の換気を促進する効果があります。
この機能によって、室内の熱が外へ逃げやすくなり、部屋の温度を自然に調節する助けとなります。
夏場では、日中閉め切った部屋の古い空気を外の空気と交換することで、冷房の効率を向上させることが期待できます。
送風機能は、扇風機と同様に、涼しい風が送られます。
扇風機の風が涼しく感じられる気温であれば、送風機能を使用しても同様に涼しいと感じることができます。
送風機能の効果を最大限に活用するには、その使い方を理解することが重要です。
例えば、暑い日に家を空けていた後、帰宅してすぐに冷房を始めるのではなく、まず窓を開けて送風機能を使い、室内の空気を入れ替えるといいでしょう。
これにより、部屋の空気が新鮮になり、その後の冷房効果を高めることができます。
カビの発生を防ぐ
また、送風機能を使うことで、エアコンの内部をカビから守ることもできます。
冷房を使った後に多く発生する結露を乾燥させるために送風を利用し、カビの発生を防ぎます。
結露が残ってしまうとカビが生えやすくなるため、一部のエアコンは冷房が終わった後に自動で送風に切り替わる機能を備えています。
まとめ
寝る時にエアコンの送風をつけっぱなしにしていても大丈夫ですし、送風機能で電気代を抑えることもできます。
しかし、室温を調節する機能ではないので、とても暑い夜は冷房と併用して使いましょう。
送風機能は、部屋の空気を動かして迅速に換気するのに適しています。
暑い日に家に帰ったとき、すぐに冷房を始めるのではなく、一度窓を開けて送風機能を使用し、部屋を涼しくすると節電にも繋がります。
さらに、エアコン内部のカビ対策にも役立ちます。
この機能の特性を理解し、適切に使用することで、エアコンをより効果的に利用できます。
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