ハンバーグは通常、ひき肉と炒めた玉ねぎ、パン粉、卵、牛乳を混ぜ合わせて作ります。
しかし、パン粉はそんなに頻繁に使われるものではないので、家庭に常備されていないことも多くないですか？
使うと言えば、ハンバーグかフライ料理くらいですよね。
今回は、パン粉を使わずにハンバーグを作った場合どうなるのか？なぜパン粉が使われるのか、パン粉のその代替品などお話しします。
ハンバーグをパン粉なしで作るとどうなる？
パン粉を入れずに作ったハンバーグは、食べ応えがあるしっかりとした食感になります。
パン粉を使用したハンバーグと比較すると、食感が少しボソボソして硬い感じで、衣無しのメンチカツっぽいです。
パン粉を使わなくてもハンバーグを作れますが、パン粉を加えると、より柔らかくて優しい感じのハンバーグが完成します。
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最近ではつなぎを使わないハンバーグレシピも人気を集めています。
この方法ではひき肉に塩、砂糖、水を加え、軽く混ぜた後に一定時間放置してから成形していきます。
しっかりと粘り気がでるまでよく練ると、成形がしやすくなり、パサつきを抑えることができます。
焼くだけで、肉汁を閉じ込めたジューシーで風味豊かなハンバーグが完成するとSNSでも評判です。
ハンバーグでパン粉を使用する4つの理由とは？
ハンバーグにパン粉を加える理由を見ていきましょう。
材料同士をしっかりつなぐため
パン粉を牛乳に浸すことで粘りが生まれ、この粘りが肉や玉ねぎなどの材料を結びつけ、美しい形のハンバーグを作るのに役立ちます。
パン粉を使わないと、完成したハンバーグはひき肉のかたまりとなり、加えた野菜の水分が出ることで形が崩れやすくなることもあります。
野菜の水分を吸収し、肉の旨味を逃がさず、ふんわりとした食感を得ることができます。
ボリュームアップのため
ハンバーグは通常、多量の肉を使用しますが、パン粉を入れると肉の使用量を減らしつつも、食べ応えのあるボリュームを確保できます。
これは経済的にも家計に優しい方法です。
肉汁を閉じ込め美味しくするため
ハンバーグの美味しさの秘密は、中からあふれ出す肉汁にあります。
パン粉はこれらの肉汁や追加された水分を吸収してくれます。
調理中に肉汁を中に閉じ込めることで、ジューシーに仕上がります。
パン粉が無いと、これらの肉汁が流れ出てしまい、肉の美味しさが失われてしまうのです。
肉を柔らかくするため
硬い質感の肉でも、パン粉を加えることで、より柔らかく仕上げることができます。
パン粉に含まれる炭水化物が加熱されるとキャラメル化し、ハンバーグに甘みと香ばしさを加えます。
特に、生パン粉を使うと、さらに柔らかくジューシーな仕上がりになります。
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ハンバーグのパン粉の代用になるものはたくさんある！
ハンバーグのパン粉の代わりに使える食材は様々です。
具体的には、次のようなものがあります。
パン粉がなくても、どれかひとつぐらいは家にありそうですよね！
- 普通の食パンやフランスパン、クラッカー
- お麩、高野豆腐、おから
- 豆腐、はんぺん
- 小麦粉、片栗粉、米粉
- オートミール、シリアル
- マッシュポテト、山芋
- 玉ねぎやれんこんのすりおろし
- 炊きたてのご飯
パンやクラッカー
たとえば、食パンは端を切り落とし、細かく刻んでひき肉と混ぜます。
フランスパンやクラッカーも同じように細かくして使用します。
これらはフードプロセッサーで粉砕するか、麺棒で叩いてもいいですね。
冷凍したパンをおろし金で削ってもOKです。
お麩・高野豆腐・おから
お麩は高い保水性を持ち、無味無臭であるため、たくさん使っても肉の味を損ねません。
使用前に水で戻す必要はなく、そのまま細かくして混ぜ込めばOKです。
高野豆腐はそのままの状態で細かくするか、水で戻した後に細かくします。
おからは、乾燥パウダーでも生の状態でも使用可能です。
おからは大豆を加工して豆乳を抽出した後の副産物で、豊富な食物繊維を含んでいます。
これらを使うことで、栄養満点のハンバーグを作ることができます。
豆腐やはんぺん
豆腐は使用前に水切りする必要はなく、加えるとカロリーを抑えたハンバーグができます。
オートミール
オートミールを使うことで食物繊維が豊富なヘルシーハンバーグを作れるのですが、いくつか注意点があります。
パン粉と比較してオートミールは水分をより多く吸収するので、はじめに牛乳や水にしっかり浸しておきましょう。
これによりオートミールが十分にふくらみ、結果的にハンバーグもより柔らかく仕上がります。
また、オートミールの元々の食感は硬いため、ハンバーグの生地を十分にこねる必要があります。
生地を滑らかになるまで丁寧にこねることで、理想的な食感に近づけることができます。
通常よりも焼き時間も長くなることがあります。
オートミールを使ったハンバーグは、ただ健康的なだけでなく、新しい食感と風味を楽しむことができる点も魅力です。
玉ねぎやレンコンのすりおろし
玉ねぎやレンコンをすりおろして使用することで、つなぎとしても機能し、さらに風味や食感のバリエーションを楽しむことができます。
ハンバーグのパン粉の量はどのくらい？多めに使うとどうなる？
パン粉は、ハンバーグの風味や食感に大きな影響を与える重要な成分です。
適量を加えることでハンバーグはよりジューシーでふんわりとした食感になりますが、パン粉をいっぱい使うと思わぬ問題が生じることもあります。
パン粉の量が多いと、ハンバーグが柔らかくなりすぎて形が崩れやすくなるのです。
また、パン粉特有の香りが強調されすぎたり、肉本来の歯応えや弾力が減少する可能性があります。
適切なバランスを見つけるには、肉と他の材料を合わせた量の約20％程度をパン粉で占めると良いでしょう。
まとめ
ハンバーグはその柔らかさとジューシーさが魅力で、多くの人に愛されています。
パン粉の量を調整することで、これらの特徴をさらに引き出すことができます。
さらに、パン粉以外にも様々な代替材料が存在し、それらを使った新しいレシピもたくさんあります。
これにより、家にある材料で手軽にハンバーグを作ることができるようになります。
パン粉を使うことで、ハンバーグの美味しさが大きく向上するわけです。