健康改善に効果的とされる白湯を摂取する際、毎度沸騰させてから冷ますという作業が必要です。
ここで、便利なケトルの使用を考えることもあるでしょう。
しかし、ケトルで作る白湯が沸騰させて作った白湯と同等の効果を発揮するかどうか疑問を持つ人も多いと思います。
水道水に含まれる塩素など、不純物の扱いも気になるところですよね。
この記事では、ケトルで作った白湯には意味がないのか?また、簡単な作り方や白湯専用カップなども紹介します。
白湯をケトルで作っても意味ない?その効果を徹底解析!
白湯は普通、やかんや鍋で煮立てて作りますが、ケトル使用時にもそれなりの効果が期待できるでしょう。
水中の不純物については気になるところですが、お湯を飲むこと自体で体温が上がることは間違いありません。
白湯を飲むと体温が上昇し、消化機能が促進され、冷え症の改善などの健康上の利点があるとされています。(ただし、期待はほどほどに)
白湯と一般的なお湯との違いは、「一度沸騰させているかどうか」です。
※普通は「沸騰してから5分~10分以上経過したお湯」を白湯といいます。
この飲み物は、外国の伝統医学であるアーユルヴェーダに由来するものです。
興味があるならもっと調べてみるのもいいでしょう。
沸騰後しばらく経つと、水道水中の塩素や不純物が分解されることがわかっています。
よく話題になる「トリハロメタン」もその一つです。
実際にはそこまで心配することはなさそうですが、これは個人の見解に委ねられる部分です。
ケトルを用いると、沸騰後に自動で電源が切れるため、効果が落ちるかもしれないと思いますよね。
ですが、「最初から不純物の少ない水を使えば問題ない」という見方もあります。
不純物の少ない水、例えばミネラルウォーターや浄水器を使った水を沸騰させれば、ケトルでも全く問題ないのです。
そうなると、適切な水を使えばケトルで白湯を作る方が便利で簡単だという結論になります。
アーユルヴェーダでは「火(ガス)」「水」「風(沸騰)」の三要素が求められますが、ケトルを使うと「火」が「電気」に置き換わります。
厳密には適していないかもしれませんが、体温を上げるという点では同じ効果があります。
不純物の少ない水を選ぶ際は、ミネラルウォーターが確実ですが、コストパフォーマンスを考えると浄水器の水の方がおすすめです。
白湯の簡単な作り方
ここでは、自宅のガスコンロで簡単に作れる白湯のレシピと、便利なケトルについてもご案内します。
白湯の作り方はとても簡単で、沸騰させた後に冷ますだけなんです。
今から、手順を説明していきますね!
1. 鍋ややかんに水を入れ、ガスコンロで加熱
飲む量と沸騰による水の減少を考慮して、適量の水を用意しましょう。
蓋をしない方が蒸発が促進されます。
2. 沸騰したら、5分から10分間続けて加熱
インターネット上では10分加熱するのが通常ですが、5分でも水中の不純物を減らす効果は得られます。
気になる場合は10分間沸騰させることをおすすめします。
3.お湯が50度程度まで冷めるまで待つ
火を消してから、夏なら20~25分、冬なら30分ほど置いておくと適切な温度になります。
急いで冷やしたい時は、冷たい湯飲みに何度か移すと良いでしょう。
これで約10度ずつ温度が下がります。
ちなみに、これは日本茶を淹れる際にも役立つテクニックです。
一度覚えてしまえば、色々な場面で使えますよ。
これで白湯の作り方のご紹介は終わりです。
案外簡単ですね。
白湯作りにおすすめなケトルとカップのご紹介!
ケトルを使った場合も、ミネラルウォーターや浄水器を通した水を沸騰させ、同じように冷ませばOKです。
コストは少し増えますが、その分時間を節約できるメリットがあります。
水道水を使ってケトルで白湯を作る場合、特に「カルキ抜き機能」が付いたケトルが便利ですよ!
ここで、私が特に気に入っているケトルを紹介したいと思います。
このケトルは少し高価ですが、信頼できる国内メーカーの象印なので品質も安心です。
デザインもかわいいですね。
CK-AX10モデルには特筆すべき「カルキ飛ばし機能」が搭載されており、沸騰後に2分30秒間続く沸騰で、約75%の塩素除去効果があります。
直接水道水を使えるので、経済的な面でもメリットがあります。
加えて、「蒸気レス機能」による蒸気の発生を抑える設計や、コーヒーをドリップする際に便利な「ドリップモード」など、多機能な点も大きな魅力です。
白湯専用マグカップ
沸騰させた熱いお湯を3分で最適な温度(60度~65度)にしてくれる白湯専用のマグカップです。
しかも、1時間保温してくれるので、とっても便利です。
白湯を飲む最適なタイミングについて
白湯をこれから始める方に、飲むのに最適なタイミングをご紹介します。
白湯はいつ飲んでも問題ありませんが、「朝起きたとき」と「就寝前」が特におすすめです。
朝に白湯を飲むと、内蔵機能が促進され、頭のすっきり感も早まります。
体が内側から温まり、一日をスムーズにスタートできるんです。
もし変わった味を楽しみたい場合、ジンジャーパウダーやシナモンパウダーを少々加えるのも一つの方法です。
夜に白湯を飲むとリラックス効果が得られます。
体がじんわりと温まることで、心も穏やかになります。
就寝前には、はちみつを少し加えると、飲みやすくなりますよ。
飲む量は、マグカップ一杯分、大体200mlが適量です。
5~10分かけてゆっくり飲むことで、より白湯の効果を感じられるでしょう。
ただ、飲み過ぎには注意が必要です。適量を守って、お腹が不快にならないようにしましょう。
まとめ
今回は、ケトルを使って白湯を作る方法について詳しく解説しました。
普段、水道水から白湯を作る際には10分程度沸騰させるのが一般的ですが、質の良い水を使用すればケトルでの調理も全く問題ないです。
アーユルヴェーダの教えに基づくと少々異なる見解もありますが、体温を高める効果に関しては、どちらの方法を採用しても変わりはありません。
白湯作りを複雑に考え過ぎると、その手間に嫌気がさしてしまうことも。
ですから、何よりもまずは続けることを心がけましょう。
ケトルで白湯を試してみたいと思っているなら、始めにミネラルウォーターを使うことをおすすめします。
長い目で見れば、浄水器の使用の方がコストが安いですが、初めての試みであれば、手軽なミネラルウォーターの方が向いています。