ポトフ作りの際、じゃがいも選びは非常に重要です。
また、煮崩れを防ぐための工夫も必要です。
一般的によくあるミスは、すべての食材を一緒に長時間煮込んでしまうこと。
これによりじゃがいもが形を失い、スープも濁り、味も見た目もがっかりする結果に。
そこで今回は、ポトフのじゃがいもの種類は何がおすすめなのか?
また、じゃがいもの煮崩れを防ぐ方法についてもお伝えします。
ポトフのじゃがいもの種類は何がおすすめ?
お店でよく見かけるじゃがいもには、「男爵」や「メークイン」といった種類があります。
では、ポトフにはどんな種類のじゃがいもがおすすめなのでしょうか?
ほくほくした食感が好きなら男爵
特にポトフには、「男爵」がおすすめです。
この品種は、丸くてゴツゴツした見た目ですが、火を通すとホクホクとした食感になります。
ポトフのスープとも相性がぴったりです。
「北あかり」もほくほくしているのでポトフに適していますが、一般的には「男爵」がよく選ばれています。
ホクホクとしたじゃがいもは煮崩れしやすいので、調理の際には工夫が必要です。
煮崩れを防止したいならメークイン
一方で、「メークイン」は煮崩れにくい特性を持ち、実はポトフにも適しているのです。
煮崩れを気にされる方やポトフ作りが初めての方には、「メークイン」がいいでしょう。
「とうや」も煮崩れにくい種類ですが、これはお店で見つけるのが難しいこともあります。
ポトフなどには、耳つきのおしゃれなスープボウルが人気です。
直火OKなので、直前でもアツアツにすることができます。
電子レンジ対応・食洗器対応なのも嬉しいポイントです。
ポトフのじゃがいもの煮崩れを防ぐ方法
ここからは、じゃがいもの煮崩れを防ぐためのポイントを5つまとめてみました。
じゃがいもを水に30分間つける
じゃがいもを30分間水に漬けることは、煮崩れを防ぐのに効果的です。
でんぷんが水に溶け出し、煮崩れを防いでくれます。
調理前にちょっとした手間を加えるだけで、ポトフ作りの腕が上がりますよ。
フライパンを使う
通常、煮込み料理には深めの鍋を使い、長時間かけて調理することが多いですよね。
ですが、フライパンを利用すると、じゃがいもの煮崩れを防ぐことができるんですよ。
フライパンは、底面が広く浅いことが特徴です。
これにより、熱が食材に効率よく伝わり、水分の蒸発も早まります。
また、深めの鍋に比べると、じゃがいもなどの食材を頻繁にかき混ぜる必要が減り、形が崩れにくくなります。
ただし、フライパンを使用する際には、水分の蒸発を注意深く監視し、必要に応じて水分を追加するなどの調整が必要です。
野菜からでる水分を利用する
キャベツや白菜など野菜から出る水分を利用すると、じゃがいもの煮崩れを防ぐことができます。
野菜から出る水分が料理にゆっくりと熱を伝えていきます。
この過程でじゃがいもの外側は程よく硬化し、中はじんわりと温まります。
また、料理全体の水の配分をスムーズに調整できるからです。
繊維質が多いじゃがいもなどの野菜を、追加の水なしで調理することで、形が崩れにくくなります。
野菜を大きめにカットすると、見た目にも満足感がありますよ。
じゃがいもを水から茹でる
ポトフを作る際には、じゃがいもを水から茹でることが大切です。
この方法でじゃがいもを徐々に加熱することにより、内外の温度差を少なくし、均一に火を通すことができます。
これにより、煮崩れを避けることが可能です。
熱湯から調理を始めると、外側はすぐに柔らかくなりながら中心部はまだ固い状態が続きます。
結果的に、外側だけ過熱して崩れやすくなってしまいます。
そこで、水からゆっくりと加熱を始めることが、じゃがいもの煮崩れを防ぐ鍵となります。
メークインを使う
煮崩れにくい特性を持つ「メークイン」を使うことも、有効な手段の一つです。
このじゃがいもは、煮込み料理に特に適しているとされ、その滑らかな楕円形は、男爵と比較しても取り扱いやすいのが特徴です。
料理が苦手な方でも、メークインを選ぶことにより、手軽に料理の範囲を広げることができます。
まとめ
ポトフにおすすめなじゃがいもの種類は、ほくほくした食感の「男爵」。
私も、男爵で作ったポトフが大好きです。
時間を置いて味が染み込むと、よりおいしくなりますよ。
一方で、「メークイン」は煮崩れにくくておすすめです。
多くのスーパーで簡単に手に入り、滑らかな食感が楽しめます。
失敗を避けたい時には、メークインを使うのがいいでしょう。
ポトフを作るときに、じゃがいもの煮崩れを防ぐため方法は以下の通りです。
- じゃがいもを30分間水につける
- フライパンを使う
- 野菜から出る水分を利用する
- じゃがいもを水から茹でる
- 煮崩れにくい「メークイン」を使う
これらの小さな工夫を加えることで、ポトフをさらに美味しくすることができます。
大量に作って、数日にわたって楽しむのもおすすめです。
味もよりなじみ、翌日以降も美味しくいただけますよ。