加賀市にある加賀温泉郷には、山代温泉、山中温泉、片山津温泉と3つの温泉がありますがそれぞれに違った特徴と魅力があります。
その中でも山代温泉へのアクセスは、金沢から直通バスがあり1時間ほどで到着できるので、おすすめの観光スポットなんです。
温泉の他にも九谷焼関連の施設の見学や体験、観光協会企画のおとく食べ歩きクーポンがあったりといろいろと楽しめますよ。
そこで今回は、『山代温泉日帰りプランの観光や食べ歩きのおすすめは?お土産やアクセス情報も!』と題してお送りします。
山代温泉に行ってみたいと思っている方は参考にしてくださいね。
山代温泉日帰りプランの観光のおすすめは?
山代温泉の日帰りプランでおすすめの観光地をご紹介しておきますね。
温泉総湯周辺には、徒歩で散策できる観光スポットがたくさんあります。
九谷焼は石川県南部の伝統工芸なので小松や能美、金沢にも関連施設はあるのですが、山代温泉にも九谷焼の窯跡や陶芸品が購入できるお店があります。
そして、山代温泉といえば陶芸家であり、美食家で有名な北大路魯山人の別荘であったという建物が記念館になっています。
リピーターさんはすでに知ってるかと思うのですが、山代温泉がはじめてという方には次のスポットをぜひおすすめしておきたいです。
山代温泉総湯・古総湯
山代温泉の中心にある温泉総湯と明治時代の総湯を復元したという古総湯があります。
総湯は誰でも気軽に入れる懐かしくて親しみがある総湯。
売店にはドリンク類や温泉卵、そして噂の大人気スイーツ温泉卵ソフトもありますよ。
古総湯は、外観や内装もそうですが、入浴の方法も当時の総湯のものだとか・・・どちらも入ってみる価値ありです。
朝の6時から営業しているので朝風呂も楽しめます。
はづちを楽堂
温泉総湯周辺の一番近くにある散策スポットが『はづちを楽堂』です。
店舗の前には広報キャラクターのスパクロウの看板があるのですぐわかりますよ。
平屋の茶屋街風の建物の中には地元の食材を使った甘味やカレーなどを食べることができるはづちを茶店、地元作家の工芸品が購入できる売店、そしてコミュニティスペースなどがあります。
はづちを茶店で食べられる地元食材を素揚げしたものをのせたカレーが美味しいです。
魯山人寓居跡いろは草庵
『魯山人寓居跡いろは草庵』は、 温泉総湯周辺より10分ほど徒歩で歩いたところにあります。
明治時代初期に北大路魯山人が違う名前を名乗り、半年間生活した場所として2002年に整備され一般公開になっています。
当時のままの仕事場や書斎が再現され、山代温泉の宿主さんたちと語り合ったとされる囲炉裏なども見学できます。
縁側には休憩できる席があり、加賀棒茶と干菓子などでおもてなしがあります。
魯山人の器と庭をながめながら静かに過ごしたい方におすすめです。
うつわ蔵
『うつわ蔵』は、 山代温泉の高級旅館のひとつである「あらや滔々庵」がプロデュースする九谷焼や山中塗りの地元作家の作品と魯山人の器の写しを取り扱ういうお店です。
明治期の蔵を改装したという静かで雰囲気のあるスポット。
大正初期に若き日の魯山人が1年間山代で生活をした時にあらやさんの当時の宿主が交流があったということで、「あらや滔々庵」は地元でも有名な魯山人ゆかりの高級旅館ですが、うつわ蔵は温泉街散策に誰でも気軽に立ち寄れます。
九谷美陶園
『九谷美陶園』は、 自社工房のある九谷焼窯元で販売も行っているお店です。
大正15年創業の老舗ということで、周遊バスの停留所もありわかりやすいスポットです。
広い店内では300種類以上もあるというオリジナルデザインの九谷焼の器や陶芸品を見ることができます。
お庭が眺められる喫茶コーナーがあり九谷焼のコーヒーカップで珈琲がいただけます。
器好きの方や山代温泉のお土産に九谷焼の器を購入したいと思われている方にはとてもおすすめのスポットです。
山代温泉では食べ歩きクーポンを利用しよう!
山代温泉観光協会には「やましろ食べ歩きクーポン」というお得なクーポンがあります。
6枚つづりで600円で、協賛店のスイーツやおまんじゅうなどを選んで購入できます。
ソフトクリームやおまんじゅう、コロッケなど美味しそうなものがたくさんあるので、お店を選んで食べ歩きするのも楽しいです。
このクーポンは山代温泉旅館協同組合に加盟する旅館では割引価格で500円とのこと。
お時間がゆっくりとれる時は旅館に泊まって、おとくにクーポンをGetするのもよいですね。
私のおすすめは、温泉総湯の温玉ソフトです!
ソフトアイスの上に温泉たまごをまるごと1個のせてお醤油風のソースがかかかっていて、忘れられない味ですよ。
山代温泉の思い出にいかがでしょうか?
山代温泉のお土産のおすすめはお菓子!
山代温泉のお土産といえば和菓子ですが、その中でも私がおすすめするのは、山代温泉の老舗和菓子店『れん永昌堂のれんの羊羹』と『惣八の六方焼』です。
両方とも、何世代にも渡り地元に親しまれた山代温泉の伝統の和菓子なので山代温泉のお土産としておすすめです。
惣八さんの六方焼は、特に焼きたてが格別なのでお土産を購入する前にぜひ食べてみるとよいですよ。
他には、九谷焼の器や金箔をふりかけた金平糖、広報キャラクター、すぱクロくんのグッズなどもちょっとしたおみやげにいいですね。
山代温泉へのアクセスは直通バスがおすすめ!
山代温泉へのアクセスは直通バスがおすすめです。
JR金沢駅の改札口を出ると向かい側に見える観光案内所の中で山代温泉への直通バス、北鉄バスの「加賀ゆのさと特急」の乗車券が購入できます。
山代温泉までは、片道大人1240円(小人640円)で1日に2本と本数も少ないのですが、1時間ほどで行けるのでどこも立ち寄る予定がない時にはいいですよ。
その他には、JR金沢駅から快速電車に乗って加賀温泉駅まで行きバスに乗って路線バスで山代温泉へ行く方法もあり、加賀温泉駅前にバス乗り場があります。
山代温泉だけ行きたいなら山代・山中温泉行きの路線バス、他の観光スポットもまわりたいなら周遊バスのCANバス(1日乗り放題800円)がおすすめです。
車なら金沢西インターから加賀市の片山津インターまで高速道路を使い、その後は国道で山代温泉まで行き1時間前後、高速を使わず国道だけを利用すれば1時間半ほどかかります。
さいごに
今回は、『山代温泉日帰りプランの観光や食べ歩きのおすすめは?お土産やアクセス情報も!』と題してお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
加賀温泉郷の中では海側の片山津温泉、山側の山中温泉とその中間にあるのが山代温泉で、国道から近いのでアクセスもいいです。
山代温泉は、温泉の他にもお楽しみが満載なので、お時間がある方は旅館に泊まってゆっくり山代温泉を満喫するのもいいですが、日帰りプランでも楽しめますよ。
金沢からちょっと足をのばしてどこかへ行こうかと思われている方や、山代温泉に行ってみたいと思われている方は参考にしてみてくださいね。