新幹線を利用する際に、特にビジネスマンに人気の高い7号車。
快適な座席や充実した設備が整っているため、しばしば満席になることが多いです。
新幹線7号車が満席になる最も大きな理由は、ビジネスに便利なサービスが充実しているからです。
本記事では、その詳しいサービス内容と、7号車の予約が難しいときの対策、予約方法と注意点についても詳しく解説します。
新幹線7号車が満席なのはなぜ?
まずは答えから述べますが、のぞみの7号車が常に満席状態である主な理由は、ビジネス環境が整っている「S Work」車両だからです。
JR東海によって企画されたこの車両では、他の乗客を気にせずに仕事ができる配慮がされています。
利用できる主なシーンは次の通りです。
- 集中して仕事を進めたいとき
- 落ち着いてアイデアを練りたいとき
- オンライン会議を実施したいとき
- 仕事の電話をしたいとき
多少の作業音はお互い様なので、気にせずに仕事に打ち込めます。
ですが、仕事する目的ではなくても乗ることができます。
ここからは、「S Work」車両の特徴を見ていきましょう。
Wi-Fiが強化されている
「S Work」車両はWi-Fiが強化されています。
- 新幹線のフリーWi-Fiの2倍の通信容量
- 接続時間制限なし
- セキュリティを強化
- 選ばれた専用コンテンツあり
ただし、利用者の数によっては通信速度が遅くなる場合があるため、Zoomなどのビデオ会議は場合によっては少し厳しいかもしれません。
貸出アイテムがある
新型新幹線N700Sを利用する際には、貸し出しサービスもあります。
- 膝上クッション
- 簡易衝立
- PC用充電アダプタ(type-C)
- USB充電器
- 小型マウス
これらのツールは新横浜から京都間で利用可能で、乗務員に申し出ることで借りることができます。
さらに集中できる【S WorkP】シートもある
「S Work」には、仕事がさらに集中できる『S WorkP』もあります。
- パーティション
- テーブルが手前に引き出せる
- 手元にドリンクホルダーがある
6~10番のA席~C席と限られた範囲で、普通車指定席+1,200円です。
チケット争いが激しそうですね。
新幹線7号車が予約できない場合の対策
まず、「S Work」車両のチケットは、スマートEXまたはEX予約システムを利用してのみ予約が可能です。
通常の駅の窓口や自動券売機では取扱いがありません。
また、この車両は一人用の座席のみ提供され、グループでの予約は受け付けていません。(子供料金も適用外です)
料金は他の普通車指定席と同様です。
新幹線チケットの予約開始時期とタイミング
新幹線の予約は、一般的に乗車日の1ヶ月前の10:00から開始されます。
人気の高い7号車を確実に予約するためには、予約開始の瞬間を狙って手続きを行うことが重要です。
予約開始直後はアクセスが集中するので、インターネット予約の場合は事前に会員登録を済ませ、スムーズに手続きが進められるよう準備が大切です。
新幹線チケットが予約できないときの代替手段
もし新幹線の7号車の予約が取れなかった場合、いくつかの代替手段があります。
他の指定席車両を選ぶ
他の車両でも7号車と同様に快適な設備が整っている車両も多いです。
特にグリーン車といった上位クラスの座席も検討すると良いでしょう。
自由車両に早めに並ぶ
自由席車両に早めに並んで座席を確保する方法もあります。
自由席は早めに乗車口に並ぶことで、比較的座りやすいです。
1本早い新幹線を利用する
目的地までの移動時間に余裕がある場合は、一本早い新幹線を利用することで、空いている時間帯の7号車を狙うことも有効です。
キャンセル待ちを利用する
キャンセル待ちを利用する方法もあります。
乗車日が近づくとキャンセルが発生することがあるため、定期的に予約状況をチェックしておくことが大切です。
新幹線7号車の予約方法と注意点
新幹線7号車「S Work」車両チケット購入時のチェックポイントがいくつかあります。
新幹線7号車の予約方法
まず、新幹線7号車のチケットは、スマートEXまたはEX予約システムを利用してのみ予約が可能です。
予約する流れは以下の通りです。
- スマートEXアプリを起動します。
- 乗車希望の列車を選びます。
- 「スマートEX S Work席」を選択し、購入手続きを完了させます。
特急券のみでの購入は不可
「S Work」車両は特別なサービスを提供するため、乗車券と特急券は一体型の商品として販売されます。
従って、特急券のみの販売は行われておらず、すでに乗車券を持っている場合でも特急券だけの追加購入はできません。
通常の指定席を選ぶことが推奨されます。
特定都区市内制度は適用なし
特定都区市内制度は、JRが特定の都市内で運賃計算を行う際に適用する特例です。
しかし、「S Work」車両ではこの制度は適用外となるので、新幹線の乗車駅や降車駅からの在来線利用は通常の運賃が発生します。
遠方からのお得な利用を計画している方には「S Work」車両は推奨されません。
乗り継ぎ割引は適用なし
「S Work」車両を利用すると、乗り継ぎ割引が適用されません。
この割引は、JRの特急や急行列車を連続して利用するときに適用されるものです。
新幹線から在来線特急への乗り換えで割引が見込める通常のルートでは「S Work」車両は推奨されません。
まとめ
新幹線7号車が満席になる理由には、ビジネス車両としての利用が多いことがあげられます。
特に人気のある路線や時間帯では予約が取りにくいこともありますが、早めの予約や代替手段を検討することで対策が可能です。
これらの情報を活用して、快適な新幹線の旅を楽しんでくださいね!