しめじは、和食でも洋食でも幅広く使える人気のあるきのこです。
スーパーでしめじを選んでいると、よく似た「ブナシメジ」というきのこも目につくことがあります。
どちらも名前に「しめじ」が入っていますが、実際にはどんな違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、しめじとブナシメジの違いについてお伝えします。
栄養価や料理での活用方法、値段など詳しく詳しく解説します。
しめじの特徴
まずはしめじからです。
しめじ(別名:ホンシメジ)は、平均して8センチほどの長さで、特徴的な太い根元を持ちます。
ホンシメジは、マツタケなどと同様に、赤松やコナラなどの木に寄生して成長する「菌根菌」の一種に分類されます。
栽培が難しいため、天然のしめじはあまり販売されておらず、高価なきのことされています。
近年では栽培技術が進歩し、ある程度生産されていますが、天然のホンシメジはまだまだ珍重されている状態です。
濃厚な旨味が特徴で、その味わいは「香り松茸、味しめじ」と称されるほど。
低カロリーで、食物繊維やカリウム、鉄分を豊富に含んでいます。
ブナシメジの特徴
次にブナシメジの紹介です。
ブナシメジの全長は約10センチで、栽培されたものはキノコが密集しているのが特徴です。
以前は「しめじ」と呼ばれていたこともありますが、現在は「ブナシメジ」として明確に区別されています。
ホンシメジとブナシメジは全く異なる種類のきのこであるため、消費者の混乱を避けるためです。
ホンシメジ栽培は難しいものの、ブナシメジは比較的栽培しやすい性質を持っています。
このため、かつては高級な本シメジの名声に便乗して市場に流通していました。
栽培のしやすさから手頃な価格で購入可能で、味はしめじより軽くあっさりしています。
栄養面では低カロリーで、ビオチンやビタミンCを含んでいます。
ブナシメジは、自宅で栽培できるキットも販売されており、手軽に栽培を楽しむことができますよ。
しめじとブナシメジの栄養価の比較
栄養面で見ると、しめじもブナシメジも低カロリーで栄養豊富です。
しめじは、カリウムを多く含むことで、むくみを軽減などの効果があります。
貧血予防に有効な鉄分も含まれています。
その他にも、血行を良くするナイアシンや新陳代謝を助けるパントテン酸、疲労回復に効果的なアスパラギン酸が含まれているため、疲れを感じた時の食品として最適です。
ブナシメジは本ジメジと栄養的に似ていますが、ビオチンとビタミンCはブナシメジ特有の成分です。
これらは美肌に良い影響を与えることから、美容を意識している方にとって魅力的なポイントと言えます。
さらに、グルタミン酸やアスパラギン酸などの旨味成分も含まれています。
しめじとブナシメジの料理での活用法
料理においては、しめじの濃厚な旨味は煮込み料理や炒め物に適しています。
一方で、ブナシメジの軽やかな味わいはスープや和え物にマッチします。
どちらも料理に幅広く使えますが、それぞれの特性を活かした料理を試してみてくださいね。
しめじとブナシメジの値段の違いや入手のしやすさ
価格面では、しめじはその高級さから市場で見つけにくい場合がありますが、味わいは高く評価されています。
対照的に、ブナシメジは一年中手に入りやすく、価格も手頃で、いろんな料理に使いやすいです。
よくスーパーで安く売っているのは、ブナシメジです。
まとめ
しめじとブナシメジ、外見は似ているものの、それぞれに違った魅力があります。
これらの違いを理解して、料理や健康への活用に役立てましょう。
高級なしめじの深みのある味わいと、手頃なブナシメジのさっぱりとした味わい、どちらもきのこも存分に楽しんでください!